研究

ヒューマンインタフェースとは

ヒューマンインタフェース(HI: Human Interface)とは、人間(human)と他者(computer等)との間(の仕掛け)、または、そこで生じる問題の領域を指します。人が利用する機械が優れた機能を備えていても、それを利用することができなければ意味がありません。その機械を利用するためにはHIが必要です。また、良いHIを備えた機器は使いやすく、作業の効率は高く、誤操作も少なくなります。さらに、使いやすいだけではなく、利用したくなるHIも考えられます。また、人と機械の間だけでなく、機械を介した人と人とのコミュニケーションあるいは共同作業などを支援するためにも優れたHIが有用です。

研究グループ

ヒューマンインタフェース研究室では、学生数名と教員とで少人数グループを構成して、研究を進めています。本ページ更新当時の研究グループについて以下に紹介します。なお,例としてあげている各研究テーマは、研究が進むにつれて変わってきますので、グループの内容とは異なる場合があります。

CMC (Computer Mediated Communication)

情報機器を介した、人と人とのコミュニケーションに注目した研究を行っています。

最近の研究テーマ例:

  • 互いにノスタルジアを感じる話題の提供が初対面での会話に与える影響
  • 作編曲者支援手法
  • PC作業集中度計測手法に関する研究

VR/AR

VR (Virtual Reality)やAR (Augmented Reality)に関する研究を行っています。

最近の研究テーマ:

  • VR空間におけるAIアバタの外見と背景との調和の有無が対話時の集中に及ぼす影響
  • 中国の基本的な会食マナーを習得するための体験型VRシステム
  • フロアマップの分岐点を活用したPDRによる屋内ナビゲーションシステム
  • スマートフォンのアプリアイコンに付加する通知バッジの提示方法が誘目性に与える影響
  • 電子楽譜における視線情報とMIDIデータを用いた譜めくりシステム

Groupware

共同作業を情報機器で支援する手法に関する研究を行っています。

最近の研究テーマ:

  • 作業効率向上に関する研究
  • 直近タスクの先送り抑制手法
  • メッセージングにおける誤読・誤解を避ける手法

Awareness

人の存在や行動や状態への気づき(=Awareness)に注目した研究を行っています。

最近の研究テーマ:

  • パーソナル距離に着目した愛着を引き出す愛玩ロボットの長期的振る舞いデザイン
  • 加速度センサ内蔵筆記具を用いた幼児の描画能力の発達段階推定手法
  • 日常的運動継続支援に関する手法

これまでの研究業績等については,こちらを参照してください.

公開済み研究の紹介

公開済み研究の紹介」ページもご覧下さい.

Last Update: Nov. 6, 2024