D. Taniuchi and Y. Shibuya, “An Influence of User’s Avatar Display on Conversation in Web Conferencing,” 2021 IEEE 10th Global Conference on Consumer Electronics (GCCE), 2021, pp. 250-254, doi: 10.1109/GCCE53005.2021.9622058.
内容概要
Web会議システム利用時に,自身のカメラ映像を送ることができない人が多いと考えられる.カメラをミュートすれば,自身の映像を隠すことはできるが,他者が自身についての非言語情報得る機会を奪うことになる.本研究では,Web会議システムにおいて,参加者を実写ではなくアバターで表示した場合に,会話のしやすさにどのような影響があるかを調べることを目的とする.このため,参加者の画像の忠実度が会話のしやすさに影響を与えるかどうかを実験的に検討した.参加者の画像は,デフォルトの静止画,アバター画像,点状輪郭画像,実写画像の4種類を使用した.実験の結果,アバター画像は,参加者の羞恥心を軽減する可能性があることが分かった.また,アバター画像や点状輪郭画像を用いた場合は,デフォルトの静止画や実写画像を用いた場合に比べて,会話のしやすさが向上したと感じる参加者がいた.
